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元江派の腹心も習近平寄りに 恨む周永康

2012年09月13日

 【新唐人2012年9月14日付ニュース】日本の産経新聞によると、北戴河会議で胡錦涛主席が推薦した常務委員7人は習近平、兪正声、李克強、李源潮、劉延東、王岐山、汪洋です。産経新聞が特に強調したのは、兪正声と王岐山が習近平に近寄り、名簿には江沢民派が一人もいないということです。江派は劉延東を反対し、張徳江を推薦しました。注目すべきことは習近平が張高麗を推薦したことです。このリストは北戴河会議では最終決定にはなりませんでした。

 
産経新聞の情報から見ると、薄熙来の失脚後江沢民派は分裂しています。上海の兪正声が真っ先に江派と断ち切りました。5月22日、上海市第1回常務委員が誕生。兪正声は江沢民の甥で政法委員会書記の呉志明と江綿恒の腹心・楊雄均を常務委員から排除し、上海組は古巣を失いました。
 
江沢民は鄧小平の死後、鄧家の人たちに打撃を行い、「首都鋼鉄」の太子党・周北方を利用して鄧小平の息子・鄧質方を排除しようとしました。メディアが兪正声と鄧小平の家族と親密だと報じたことからも、兪正声が江派と縁を切ったことを表しています。江派は兪正声に報復するため、「兪氏は国家副主席になるしかなく、常務委員会には入れない」との情報を流しました。
 
常務委員の推薦において、習近平は元江派の張高麗を推薦しました。一方、江派は重慶の張徳江を推薦しました。ここからもわかるように、張高麗は習近平寄りに転じ、江派はすでに分裂しています。更には元江派の賈慶林までが福建で同僚だったことを理由に習近平に近寄っています。
 
これらの一連の出来事は江派のボスである周永康の恨みを買っています。北戴河会議後 、江派は習近平に不利な噂を流しています。噂では習近平が胡錦涛の同意を得ないまま二回軍委員会義を開いたため、中共元老たちは習近平が「信用できない」と叱責し、あと2年は観察すべきだと言ったそうです。習近平が「失踪」しているこの期間中、周永康は活発に動いています。北京でコンゴの執政党書記と会見し、合肥中級裁判所を視察しましたが、まるで中共2番目の指導者であるかのようです。
 
周永康の習近平に対する泥を塗るなどの小細工の目的は、一つは胡錦涛と習近平の仲を裂く。もう一つは十八大の延期です。十八大が開催できなくなれば、江沢民の血の債務派は引き続き常務委員の座に居座れるからです。
 
本日のマイクロニュースはここまで。
(翻訳/坂本 映像編集/工)
 
 

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